カーテンは、室内や外からはいってくるほこり、タバコのヤニ、手垢などによって汚れています。汚れを固定化させないためにも、電器掃除機やはたきでこまめにメンテナンスしましょう。掃除の都度、掃除機をかける前に、上から丁寧にはたきや掃除機をかけます。
生地だけでなく、レールも忘れずに。はたきをかけたり、雑巾で拭き掃除します。レールにたまったほこりなどは、カーテン生地が汚れる原因にもなるので要注意。
ジュースや口紅などの汚れがカーテンついてしまったら、すぐに拭き取って下さい。先ずはきれいな布で何もつけずに汚れを拭き取ります。その上で、衣料用中性洗剤をきれいな水で1/100程度に溶かして、つまむように拭き取ります。下にきれいな布をあてて、上からこの洗剤を染み込ませた布でたたき、下の布に汚れを移すこともひとつの方法です。
台所用洗剤や漂白剤、カビとり剤、消毒液などは、変褪色を招きますので使用しないで下さい。
大切なのは、すぐに処理すること。時間がたつと、簡単な汚れもとれなくなります。
繊維を素材とするカーテンは、洗濯によって縮みます。初めてカーテンを洗濯した時には、大きく縮み、洗濯を重ねることによって縮む率は小さくなります。どのくらい洗濯をくり返せば、縮むのがおさまるかはわかりませんが、最初の洗濯での縮み方が極端に大きいようです。
洗濯による収縮率は、JISで定められた試験にのっとった方法で、どの会社も調べています。その結果は、サンプル帳などに記載されており、この記載事項が洗濯の際の縮みの目安になります。多くは、水洗いした結果の‘水洗い’の数字と、ドライクリーニングした結果の‘ドライ’の2種類が表示されています。丈方向はタテの数字を、巾方向はヨコの数字を参考にして下さい。もちろん、生地を横使いした時は逆になるので要注意。数字が小さいほうが、縮みにくいことをあらわしています。
但し、環境条件などによって、1〜2%程度の誤差がでる場合があります。水洗いとドライ両方の結果がのっていても、その隣に表示されている洗濯絵表示を参考に、メンテナンスして下さい。